はじめに
まず、モジュールとは何か
簡単に言えば「入力」や「出力」等同じ内容のプログラムをまとめた物を指します。
プログラムを各モジュールで分割しておく事で見やすくなったり、一つのモジュールでローカル変数が使えたりします。
はじめの頃は見出しのイメージでモジュールを使ってみると分かりやすいかもしれません。
新規モジュールの追加
新規プログラムを作成するとMainモジュールのみになっています。
基本は毎スキャンモジュールに追加していく形になると思います。
追加方法
追加したいモジュールフォルダにカーソルを合わせて、右クリック
モジュールの新規追加をクリック

名称を入力します。

モジュールの実行順設定
必要だと思われるモジュールを一通り作ったら次は各モジュールの実行順番を決めていきます。
PLCは1スキャンを上から順番に実行していく為、「入力」→「main」→「出力」の様に実行順にモジュールを並び変えておく必要があります。
正しい順番に並べられていると1スキャン目で入力を確認し、処理が行われて、出力されます。
もし、この順番が「出力」→「入力」→「main」の様になっていると、1スキャン目で入力を確認し、2スキャン目でmainの処理が行われ、3スキャン目で出力が行われる事になります。
この場合パルス接点を使っているとパルスは1スキャンのみONなので信号を取りこぼす可能性があるので、実行順を正しく並べる必要があります。
設定方法
CPUシステム設定→モジュールの実行順設定

移動させたいモジュールを選択し、右の上下ボタンを押して順番を入れ替えます。
OKボタンを押すと変更が確定します。
おわりに
実行順を正しく設定できれば見やすいプログラムになり、信号の取りこぼしが起こりにくくなるので必ず設定して下さい。
今回は毎スキャンモジュールで説明を行いました。
別の投稿で各モジュールについて詳しく説明してますので、そちらも是非、ご覧下さい。
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